SSブログ

環境商品と購買思考の関係 ・・・と、おすすめの映画 [studying in Sweden 09 10]

今日は天気がよかったらサイクリングに行くつもりだったのだけど、朝からややくもり空。夕方には大雨になったのでずっとファザーの書斎にこもって課題をやったり調べものをしたりしていた。
やっていた課題は自然科学の授業の宿題で、今学期のテーマはSustainableDevelopment。もともと今の学校に応募したときは「SustinableDevelopment」のコースに行こうと思っていたのだけれど学生が集まらず不開講になったのだった。週一度だけでも授業があってうれしい!
来週の授業では「食」に関して興味のあるテーマについてレポートを提出することになっており、私は「KRAV」(クラーヴ)という食品の環境マークについて調べています。KRAVは化学肥料を使わない、動物を自然な状態で育てるなどの基準にクリアした食品についているマークで、スウェーデンのスーパーではとてもよく見かける。運営しているのは企業や非営利組織からなる団体で、やはり非営利。運営は主にマークの登録料でまかなっているらしい。

私は環境保護に関心があるけれど、日本では環境に優しい食品はほとんど選ばなかった。理由は主に2つで、どのマークを信用していいのかわからないことと、値段が高いこと。日本では有機JASマークから都道府県で認証しているマーク、企業が独自で決めたマークなどが散乱していて、「有機」「天然」「環境にやさしい」などのポップアップもたくさんあるので、どれを信用してよいのかよく分からない・・・という気持ちだった。(今日調べたところ、そもそもそうした散乱を抑制する意味で1999年に有機JASマークのができたらしい。)

信用できるマークが分かったとしても、やっぱり環境に優しい食品は割高なのででほとんど買えないなぁ・・・と思っていた矢先、こちらでホストファミリーと買い物をしていると、ファミリーはあんまり値段を見ず、主に量や質で商品を選んでいるのに気付いた。この間学校の帰りにパスタを買ってきて、と頼まれて一番“お買い得”なものを買っていったところ「日本人留学生はみんなそうやって買い物をしていたよ」と言って笑っていたので「もしかして?」と思い質問してみたところ、ふだんスーパーでするような、高額でない買い物ではあまり値段を見ないそう。

そこでちょっと考えを巡らせてみたのだけど、社会保障が整っており教育費も無料で老後のためのお金を貯める必要もないスウェーデン人の購買思考は、日本人のものと大分違うのではないのかな。そして単純に「食品を買うとき気にすること」において「商品の値段」のプライオリティが低い場合、環境に優しい食品が少し割高でも、そちらを選ぶ割合は日本人よりも多いのではないだろうか。もしそうなのだとしたら、環境に優しい食品は高いから買わない、というobstacleが一つなくなるので、KRAVのようなマークがついた食品も購入されやすいのかも・・・。情報を集めていないので、仮説の仮説・・・くらいの段階ですが、相関を調べてみたら面白そう。


話は変わって、今日の午後はクラスメートが最高だよ!と紹介してくれたDVDを見ました。最高でした!
so som i himmelen2.jpg
Så som i himmelen (As it in the heaven) 2004

日本語版でも『歓びを歌にのせて』という題名であるようです。スウェーデン映画史上第3位の成績をあげているそうで、スウェーデンでは5人に1人が見た計算になるそう。おすすめです。

以下は映画のワンシーン。家庭内暴力を受け自分に自信をなくしていた女性が、コーラスで堂々と歌いあげるところ。スウェーデン語がすごくきれいです。



ちょっと短いですが、英語テキスト版があるのはこちら。



I want to feel I'm alive knowing I was enough という歌詞のくだりが好きだなぁ。私って私らしく日々を過ごしていったらいいんだ、それだけで幸せになれるんだ、という気持ちになります。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。