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大学の勉強と仕事の相関 [studying in Sweden 09 10]

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(ホストファミリーとの会話から分かったことですが、)
スウェーデンの大学など高等教育の機関では、学生が大学で勉強することと、その後社会で従事する仕事の相関が強いようです。日本の大学では教師や医師など特定の仕事に就くための教育を受けた学生以外は、行政や民間に就職して、そこででスキルアップしていくことが一般的ですが、「大学で学んだこと以外の職種に就くことはとても稀」で、「その分野に関する才能があるに違いない」と認識される、とホストファミリーが話していました。例えば大学で環境分野を勉強している私が、卒業後広告代理店に就職したとしたら、「環境を勉強したのに広告業に就くなんて、デザインやプロモーションに関する才能があるに違いない!」と思われます。スウェーデンでも中には直接職に結びつかない可能性の高い学問(哲学や芸術など)もありますが、そうした人はアカデミックな世界に入っていくことが多いようです。

企業で一から社員を育てるという労力を、4年間の大学生活中に注ぐことができれば学生の能力も意識も大分良くなり、社会全体の生産性が高まるのではないかと思っています。日本の場合、基礎教育は広く行き届いているので、必要なのは大学での専門教育です。仮説は大分できてきているのですが、理論的に裏づけるための知識がまだまだ不足しています。時間を投入して調べていきたいと思っています。
satsa på det!

(写真:街の図書館)



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